
あなたは今、本当にしたいことをできていますか?
仕事でもプライベートでも、日本国内でも海外でも、人それぞれ挑戦したいことは多様。そのチャレンジひとつひとつは、どれも素晴らしく尊重されるべきものだと思います。
自分の限界に挑戦する人々が世界中から東京に集まる予定だったオリンピック。その開会式とされていた2020年7月24日は、目前に迫ってきています。
そんな7月24日(金)に、「自らのビジョンで、現在や未来の世界の風景を書き換えようとする人」を「Vision Hacker」と定義し、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の親善大使を務めるMIYAVIさんとVision Hackerたちが熱いトークを繰り広げる番組が生配信されます。
「Hack the World -もっと叫んでいい-」開会式と名付けられたこの生配信は、その名の通り、2020年の夏を「希望の祭典」にするための“キックオフ”。
【7/24 YouTube LIVE】「Hack the World -もっと叫んでいい-」開会式
今回は、“With/Afterコロナの世界のありかたを誰も見いだせない今、2030年までの世界の風景を次々にHack=書き換えよう”というプロジェクト「Hack the World」実行委員にインタビューを実施。山崎さん、赤尾さん、太田さん、森本さんの4名(以下、敬称略)に、開会式の見どころや込めた想いをお伺いしました。
つくりたい未来やほしい未来を、#もっと叫んでいい
――本日はよろしくお願いいたします。まずはじめに、7月24日(金)の「Hack the World -もっと叫んでいい-」開会式、その見どころをお聞かせください。
赤尾:世界の課題や社会課題に取り組む「Vision Hacker」といわれる若者たちが、MIYAVIさんとトークセッションする様子を配信します。一部の方々はショートビデオメッセージでご出演いただきます。
アフリカで活躍している人や、ヘルスケアを盛り上げている若者も出演します。彼らが「Hack(=書き換えようと)」している世界について、話を聞く機会はなかなかないと思いますので、見どころです。「もっと色々な人が挑戦するべきだと思うし、ぜひ一緒に世界の課題に取り組みたい」と想いを持った方々ばかりで、とても魅力的です。
森本:MIYAVIさんとの対話の中で、「Vision Hacker」たちそれぞれの「らしさ」が見えてきます。それぞれの良さやこれまで何を経験してきたのかなどが伝わってくると思いますので、そのあたりもお楽しみいただけるのではないでしょうか。
太田:有名な方々もたくさん登壇されますが、想いやビジョンで語り合っていただけるのもポイントですね。
――生配信の当日、視聴者はどんな楽しみ方ができるのでしょうか?
赤尾:私たちは「対話による力」を信じています。対話により、自分が普段認識していない自分自身の良さや、これからの課題に気づくことができます。番組のトークセッション中、視聴者のみなさんからYouTube LIVEのチャットで質問やコメントをいただけると嬉しいです。オンラインだからこそできるインタラクティブなセッションを、みなさんとともに生み出せればと思っています。
「みんなの言葉がひとつの力になって、日本列島を、希望の光で照らそう」という企画も並行して準備中です。みなさんTwitterで、「#もっと叫んでいい」というハッシュタグをつけてご自身の想いをツイートしてみてください。特設サイトもありますので、ぜひ一緒に盛り上げていきましょう。
「#もっと叫んでいい」特設サイト

山崎:「つくりたい未来やほしい未来を、もっと叫んでいい」がメッセージです。本企画は開会式前からご参加いただけます。このイベントにかこつけて叫びたいことを、事前・当日・事後、お好きなタイミングで。

「#もっと叫んでいい」特設サイトTOP

「#もっと叫んでいい」の参加方法《特設サイトより抜粋》

Hack the World公式アカウントの過去ツイート

「#もっと叫んでいい」ツイート例

「#もっと叫んでいい」ツイート例
新しい当たり前をつくるチャンスが、今まさに来ている。
――「Hack the World」プロジェクトの背景をお聞かせください。
山崎:「Hack the World」は、今日来ているETIC.のメンバーの他にも、ビル&メリンダ・ゲイツ財団のみなさん、プロデューサーの小国士朗さん、NHKエンタープライズやForbes JAPAN、そして24日に出演するVision Hackerのみなさんとつくってきています。
私たちは先日「Hack the World 宣言」をプレスリリースで発表しました。そこにも書かれていますが、2020年の特に前半は、コロナウイルスに私たちの世界はHackされてきました。その影響で様々なものを諦めざるを得なかったと思います。たとえば学生でいえば卒業式や修学旅行、留学など。大人でいえば準備を進めていたプロジェクトや友人との大切な場など。
しかし2020年の後半は、「書き換えられてきている世界をただ眺めるのではなく、自分たちがほしい未来やつくりたい未来をもっと叫んでいい。みんなで書き換える側に回ろう」という想いが、このプロジェクトの背景にあります。
――みなさんそれぞれ、どのような想いを持って取り組んでいらっしゃいますか?
山崎:「新しい当たり前をつくるチャンスが、今まさに来ている」と、開会式の出演者と事前に話をする中でひしひしと感じました。たとえば、「医療の専門家じゃなくても、世界の人々の命を守ることができる」こと。世界の課題解決には、権力やお金を持っていなくても、ひとりひとりにアクションできることがある。これは、他の分野でも言えることだと思っています。
太田:私は国際栄養士としてここ8年ぐらい、年の半分以上を海外で仕事をするような、実務よりの働き方をしていました。途上国で栄養不良の課題を解決しようとしても、原因は多種多様、自分たちだけでは解決が困難でした。“栄養不良の解決”と言うと、栄養士や医師など専門家が取り組むものという認識が一般的にはあるかもしれませんが、実はみなさんや企業の力も必要なんです。そのような中、「若者と一緒に未来を考えていく」このプロジェクトのお話をいただき、素敵だと思い、実行委員会に参画しています。
森本:子どもの頃、よく「普通はさ……」と言われることにやたら違和感を感じていて。私にとってその延長線上にこのプロジェクトが存在します。一人で生きていくことはできないですから、社会に入っていかなきゃいけなくて、引かれたレールで生きるのは大変だと思います。「本当はこういうことがしたい」と想いを持ちながらも勇気を持てない若者の、背中を押してあげるきっかけになれればと考えています。
赤尾:「自分は何かできるかもしれない」という小さな力が、次に繋がっていくと思っています。反対に「自分は何もできない」と思った瞬間に、できることが制限されてしまいます。たとえば難民や貧困、飢餓といった世界課題について、若い世代のみなさんは、興味関心を持っていて、アクションを起こす重要性も既に認識しています。様々な課題に対して、当事者意識を持って、「自分でも何かできるかも」と最初の一歩を踏み出すことの大切さをお伝えできればと思っています。
Hack the Worldは「問い」である。捉え方はそれぞれがいい。
――「Hack the World」をどのように捉えていらっしゃいますか?
山崎:「Hack the World」は、このプロジェクトのプロデューサーである小国士朗さんに頂いたコンセプトですが、これは「コロナで書き換えられてきた世界を、あなたはどう書き換えたい?」という問いなんです。
その問いに対して、どのような答えを導き出すのかは、人それぞれです。同じものを見ても違う捉え方をする。それはどれも正しくて、どれも素晴らしいと思っています。
「Hack the World」や「Vision Hacker」の受け取り方も人それぞれです。書き換えたい世界のスケールや景色、書き換え方だってひとりひとり違っていい。たとえば“World”の定義ひとつとっても、地球規模で捉える人もいれば、ローカルな営みや文化をイメージする人もいるでしょう。もしかしたら一番身近な家族やパートナーだという人もいるかもしれません。
この開会式に込めている想いも人それぞれでいい、それぞれがいい。そのように考えながら準備を進めています。
――最後に。読者のみなさんに一言ずつメッセージをお願いいたします。
赤尾:7月24日の開会式、見るかどうか迷ったら、ぜひまずは気軽に覗いてみてください!
太田:若者のチャレンジの様子をご覧いただきながら、どのように若者を応援できるのかという観点で気づくこともあると思います。若者向けと言っていますが、ぜひ老若男女多くの方々にご覧いただきたいです!
森本:「普通」というものに疲れを感じている方、ぜひ見にきてください!
山崎:「もっと叫んでいい」ということなんですよね、それだけなんです。この記事をご覧になっているあなたなら、世界をどのように書き換えたいですか?
――お忙しい中ありがとうございました。7月24日楽しみにしております!
【参考資料】
7/24 YouTube LIVE 配信URL「Hack the World -もっと叫んでいい-」開会式
「Hack the World -もっと叫んでいい-」公式Twitter

「#もっと叫んでいい」特設サイト

プレスリリース

※本記事の掲載情報は、取材を実施した2020年07月18日現在のものです。

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