若者人口の減少を背景に、未来を担う人材への奨学金周辺で、新しい動きが活発です。
◯返済不要の給付型奨学金の動向
大学生等に向けた、返済不要の「給付型奨学金」創設をもとめる声が与野党から出てきています。夏の参議院選挙では18歳選挙権が適用されることなども視野に入っているのでしょうか。若者支援の政策が多く出てきた印象です。
◯所得連動返還型奨学金の開始
大学卒業後の所得に連動して返還の額が変動する「所得連動返還型奨学金」がスタート。貸与開始は2017年4月の新入学生から。募集は今年4月から始まります。
◯人材採用での奨学金肩代わり

若者人口の減少とともに売り手市場になりつつある新卒採用。奨学金を肩代わりすることを打ち出す企業も出てきました。
◯ローカルと奨学金:リンガーハットが給付型奨学金を創設ー鳥取・島根県の学生対象
公益財団法人米濱・リンガーハット財団(東京)が鳥取、長崎県の学生を対象に給付型の奨学金制度を創設。
◯子育て支援に繋がる給付型奨学金

保育士志望の学生を対象にした給付型奨学金を、子育て支援事業を行うJPホールディングスがスタート。年額60万円を最長2年間、最大120万円を返済不要で支給とのこと。
◯Appleの開発者会議への参加費+渡航費を13歳以上の学生に支給(5/1〆切)
AppleのWWDC(世界開発者会議)2016の参加に関して、13歳以上の学生に対してのスカラーシップ(奨学金)が発表。6月に開催されるWWDC@サンフランシスコの参加費+渡航費が支給されるとのこと。iPhoneやMacのアプリ開発をしている13歳以上の学生は誰でも応募可能。こんな奨学金も嬉しいですね。

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